LEDビジョンを屋内に設置する際の注意点

LEDビジョンは大きく屋内用と屋外用の2種類に分けられますが、屋内に設置する場合でも窓の内側から外へ向けて設置する際は屋外用のLEDビジョンが必要です。屋外用のLEDビジョンは、単に雨風への耐性が高いだけでなく、明るさや耐候性も高くなっています。屋外用のLEDビジョンは太陽光が直接当たっても高い視認性を確保できるように、輝度が5、000~10、000cd/㎡ほどとなっていますが、屋内用は輝度が1、000~2、000cd/㎡ほどしかありません。太陽光がビジョンに直接当たった場合、1、000~2、000cd/㎡ほどの輝度では十分な視認性が確保できないので、屋内であっても窓の外に向けて設置する場合は屋外用のLEDビジョンが必要です。

また、太陽光には樹脂やプラスチック、ゴムなどを劣化させる紫外線が含まれているため、屋外用のビジョンに使われるあらゆるパーツは耐候性が高いものが採用されています。一般的な樹脂やプラスチックなどの素材は、太陽光が直接当たると数ヶ月ほどで劣化してしまうこともあるため、屋内で使う場合でも太陽光が当たる場所に設置する際は耐候性が高い屋外用を導入する必要があります。加えて、屋内用は太陽光によって発生した熱を効率的に放出する仕組みを備えていないため、窓の近くに設置すると故障の原因になるので注意が必要です。なお、屋内用と屋外用のどちらを設置すべきか迷った際は、設置業者に相談すると良いでしょう。

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